山口
新銀行での貸倒引当金の算定方法は。
金融監理室長
2007年3月期決算より、実績デフォルト率に基づき貸し倒れ引当金を算出している。
山口
算定方法の変更に際し、コンプライアンス面で問題はなかったか。
金融監理室長
適正な手続きを踏んだ上で、最終的に取締役会の承認を得た。
山口
監査法人が変更したのはどんな理由からか。
金融監理室長
契約期間の満了によるものだ。監査法人と新銀行東京の間にあつれきがあったわけではない。
山口
自己査定を行った担当セクションはどこなのか。その体制、責任者は。
金融監理室長
統合リスク管理部が取りまとめ、監査法人のチェックを受けるなど、法令上適切な手続きを踏んで取締役会の承認を得ている。
山口
知事は定例記者会見で、金融庁の検査の結果、見直しを迫られることはないとの見通しを示した。その認識でよいのか。
金融監理室長
結果は不開示としているため、検査結果を知り得る立場にはないが、再建計画を見直す必要はないと聞いている。
山口
東京都も当然そう思っているのか。
金融監理室長
東京都もそのように思っている。
(2008/11/18 経済・港湾委員会)