山口
貯水槽のある建物は都内に何棟あるのか。
給水部長
約22万件。
山口
貯水槽の管理について、水道局はどのように関与しているのか。
給水部長
2004年度から貯水槽水道の点検調査を実施している。
山口
早期の改善が必要な貯水槽が6000件ある。点検調査のスピードアップを図ってほしい。
給水部長
直結給水化の促進に向けたPRを実施していく。
山口
直結給水化の進捗は。
給水部長
約6300件の建物が切り替えられてた。
山口
改修費用が切り替えを遅らせる原因にならないか。
給水部長
4階建て10世帯の場合、およそ110万円。しかし、維持管理費で年間15万円ほど減る。差し引き8年間で費用回収が可能。
山口
どの程度CO2削減が可能か。
給水部長
切り替え済みの6300件でみると、年間約12000トン、車に換算して5500台分のCO2削減になる。10年後には22000件の切り替えで、年間約4万1000トンの削減効果を見込んでいる。
山口
水道直結化により、災害時に水のストックがないデメリットにどう対処するか。
給水部長
避難場所、病院、また断水時の影響が大きい施設では貯水槽は重要な役割を担っている。
(2007/10/24 公営企業会計決算特別委員会)