山口
新銀行東京について、職員の離職が拡大し、人材流出が進むとの記事を読んだ。その実態は。
金融監理室長
営業店を新宿1店舗に集約し、計画に沿った人員削減を実施している。
山口
自己都合退職と退職勧告や解雇の割合は。
金融監理室長
退職者の退職理由について、新銀行東京は明らかにしていない。
山口
幹部や職員の入れ替わりが激しい銀行では信用が低いと受け止めざるを得ないのではないか。開業から勤続する行員は何人か。
金融監理室長
新銀行東京では明らかにしていない。開業からの勤続人員をもって銀行の信用そのものをはかることは、いかがなものかと思う。
山口
現状を理解しているのであれば、今のような言葉出てこないだろう。
金融監理室長
それぞれの事情の中で、新銀行東京は開業から数年というわずかな期間であることを申し上げた。
山口
そのわずか数年でも、当初からの案件を知っている行員が再建への重要な鍵になるのではないか。では、この流出の影響は。
金融監理室長
人員配置の見直しで、営業力を強化するとしている。
山口
今後の見通しは。
金融監理室長
2008年1月末の450人体制から、2012年3月末には120人体制とする予定。
山口
都が銀行の内情を把握すること、責任の所在を明確にすること、それを散々申し上げているはずだ。
(2008/9/29 経済・港湾委員会)